「オープンソースカンファレンス 2011 Kansai@Kobe」に参加してきました。 #osckansai

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2011年4月16日に神戸市産業振興センターで開催された「オープンソースカンファレンス 2011 Kansai@Kobe」に参加してきました。

寝坊したので昼からの参加になってしまったのですが、Web関連のセミナー3つを聴くことができたので、簡単にそれらの内容をまとめておこうと思います。

セミナーまとめ & 感想 (※ 敬称略)

「Web技術の現状と将来」 一色 正男(W3C/Keio サイトマネジャー)

世界に3箇所しか存在しないW3Cサイトのうちの一つ、W3C/Keio。そのサイトマネージャーである一色先生の講演。「HTML5の新機能をデモを交えながら紹介 & W3Cでの仕様策定プロセスの紹介」という内容でした。

W3Cサイトが日本にあるっていうのは聞いたことがあったのですが、「世界に3箇所しか存在しない」というのは知りませんでした。でも、日本にそういう環境があるにも関わらず、W3Cのワーキンググループには日本人がほとんど入っていないそうです。一色先生はこのような現状を嘆いておられるみたいで、Webの標準・技術をつくっていくような人を募集している、のようなことを仰られていました。日本人、自分も含めてがんばらないといけないですね!

印象に残ったのは「HTML4からHTML5に変わったことで、Webが「ドキュメント共有プラットフォーム」から「アプリケーションのプラットフォーム」に、さらには「ビジネスプラットフォーム」に変化していくよ」という内容の言葉です。僕自身も、進化の方向性としてはきっとそっちの方向に進んでいくと思っているので、手遅れになるまえに仕事で使えるレベルまでHTML5の理解度を高めておきたいなと思いました。(SOA(Service Oriented Architecture)が盛り上がっていた時も似たような表現をどこかで見たような気がするけど、あれは今どうなっているんだろう。)

「今年はHTML5開発元年!なのでHTML5アプリを開発しよう。」 村岡 正和(HTML5-WEST.jp)

HTML5-WEST.jpの村岡さんの講演。会場は立ち見が出るくらいの満員御礼。みなさんのHTML5への注目度の高さを実感しました。講演内容は、デモを交えながらのHTML5関連技術の紹介。

既にHTML5関連技術を活用したJavascriptのゲームフレームワーク「IMPACT」が売られていたり、その他にもいくつかのゲーム用フレームワーク(CraftyLimeJS)が公開されていたりと、ゲームなどの特定の分野に範囲を絞ればどんどん環境が整えられてきてるな、という印象をうけました。

数あるHTML5関連技術の中でも、村岡さんが一押ししていたのは「WebGL」&「CSS3 Media Queries」です。ブラウザによっては充分なパフォーマンスで3Dグラフィックスを描画できるWebGL。Canvasのような2DはFlashで簡単に実現できるので、それよりも3DのUIを使ってWebサイトを構築したほうが新しくて面白いよね、ということでした。

CSS3 Media Queriesは、特定の条件(画面サイズや表示可能な色など)でCSSを切り替えることができるCSS3の仕様です。ブラウザウィンドウの横幅を狭めていくと自動的にモバイル端末用のUIに切り替わる、というデモを紹介されていました。コレはたしかに、一つのHTMLソースをPC & モバイルに使いませるので非常に便利だと思います。自分も含めてWeb関係の仕事をしている人はぜひとも知っておくべき技術ですね。

「Firefox 4 & THE AFTER」 浅井 智也(Mozilla Japan テクニカルマーケティング)

Mozilla Japanの浅井さんの講演。僕自身Firefoxばっかり使っているし、以前聞かせていただいた講演がとても面白かったのでとても楽しみにしてました。講演内容は、他ブラウザとの比較を交えながらのFirefox 4の新機能・開発ポリシー・今後のプランの紹介。発表資料は以下のURLから閲覧することができますよ。

各ブラウザベンダーにはそれぞれ違った戦略・特徴があって、それに基づいてブラウザの実装を進めているから、ブラウザごとに実装されている機能が違っている、とのこと。その中でFirefoxは、ハードウェアとの連携や、ネイティブアプリケーションと遜色ないWebアプリプラットフォームの実現を重視しているそうです。

非常に印象に残ったのは、Mozillaの街頭広告キャンペーン(?)の看板に書かれていた「.com brains .org heart」というコピー。色々な企業(Googleなど)の開発プロセス・手法を積極的にとりいれて開発効率を高めていく姿勢と、Webをより良いもの/豊かにするための手段としてブラウザを開発するという「Mozilla」の理念の両方を併せ持った状態で進んでいく、そんな心意気を感じました。一気にMozillaに対して親近感 & 興味が湧いてきちゃった。

つい先日Firefox 4がリリースされたばかりですが、予定では2011/6/21にFirefox 5が早くもリリースされる模様。開発プロセスがRapid Releaseという形態に変わったことで、これからも頻繁に新しいバージョンが継続的にリリースされていくみたいです。

Mozillaでは開発プロセスから開発者に対して公開しているみたいなので、なにか自分にできることはないか、ちょっと覗いてみようかと思ってます。

まとめ

本当はNode.jsのセミナーにも参加してみたかったんですけど、寝坊のため断念。どうしても興味がWebに偏ってしまうのですが、次はもっと色んな講演を聴くようにしたいな。でも、色々な情報を知ることができたし、勉強にもなったので、やっぱり参加してよかったです。

最後に、講師・スタッフのみなさま、とても楽しいイベントをありがとうございました!いつも勉強させてもらっています。
また次回も参加させていただきたいと思っているので、どうぞよろしくお願いします!