読書「iPhoneアプリ設計の極意 – 思わずタップしたくなるアプリのデザイン」

見本のPDFで一章だけ読んでみたところ面白かったので、一冊まるごと読みました。iPhoneアプリ開発に少しでも関わっているのであれば、何度でも読んでおくべき一冊。

目次

  • はじめに – 楽しく使いやすいアプリのデザイン
  • 1章 素早い操作 – 私たちはiPhoneをどう使っているか
  • 2章 タップする価値のアプリ化 – アプリの機能を絞る
  • 3章 小さなタッチスクリーン – サイズとタッチを考慮したデザイン
  • 4章 デザインを始める前に – アプリの構造はアップルの流儀で
  • 5章 標準のUIパーツ – Appleが用意したインタフェース用部品の活用
  • 6章 目立たせる – 視覚的個性の創出
  • 7章 第一印象 – アプリの効果的な紹介
  • 8章 スワイプ、ピンチ、フリック – ジェスチャーの処理
  • 9章 横向き画面の活用 – 画面の回転について
  • 10章 礼儀正しい会話 – アラート、割り込み、アップデート
  • 11章 こんにちは、お隣さん – ほかのアプリとの強調
  • 付録A fladdict流のUIデザイン – ATMアプリのプロトタイピング

内容・感想

ユーザーが思わずタップしたくなってしまうデザイン(Tapworthy)のiPhoneアプリの作り方を指南くれる良書。『「iOS Human Interface Guidelines」をより広く深く再定義したもの』である、とも言えそうです。

デザインと言っても、アプリの外見だけを取り扱っているわけではありません。

本書では、思わずタップしたくなる素晴らしいアプリのデザインを

  • 磨き抜かれたコンセプト
  • ほどよい組み合わせの機能群
  • すぐれた使い勝手
  • 作り手の適度な個性

という4つの要素がうまく組み合わさった結果だとして、これらを実現するための指針について、実際のアプリ例を交えながら丁寧に解説されています。

具体的には、アプリ機能の決定から、使用する画面パーツ・配置場所の選定、視覚的個性出し方やアイコンデザインのノウハウまで、本当に詳しく各テーマについて取り上げられている感じ。

なんとなくわかった気になっていた部分も、明確な指針として自分のなかに取り入れることができるので、アプリデザインに関する他の人との議論も円滑に進むようになりますし、質の高いものを安定して作り出すための確固としたベースづくりにもつながります。

また、アプリ開発者のインタビュー記事もいくつか掲載されており、既に世に出ているアプリがデザインされていく過程なども紹介されているので、非常に参考になりました。また毎度のことですが、インタビュー記事を読んで凄くモチベーションがあがりました。

まとめ

本書で言う「素晴らしいデザイン」のiPhoneアプリを開発するためには、本当にたくさんの知識・ノウハウが必要なんだなと実感しました。まだまだ勉強が足りないので、もう一度読みなおして復習したいと思います。

コーディングに関する話題は書かれていないので、デザイナー/プログラマー/プロデューサーを問わず、iPhoneアプリ開発に関わる全ての人たちが、分かりやすく読める内容になっています。

アプリ開発に少しでも関わる人なら、必ず何かしら学びとれる部分があるように思うので、開発を始める前に是非一度読んでおくことをオススメしたいです。

僕も素晴らしいデザインのアプリをつくれるようになるぞー!それではー!