Pivotal Trackerの最大の魅力は開発チームのスピードを可視化できること

仕事でPivotal Trackerを使い始めて、もう1年以上経つ @kadoppe です。こんばんは。

今日は、毎日Pivotal Trackerを使っていて、僕が常々感じるその魅力を一つ、紹介したいと思います。

Pivotal Tracker

Pivotal Trackerは、アジャイル開発手法にもとづいてソフトウェア開発を進めるための、いわゆる「タスク管理ツール」です。

Pivotal Tracker – Simple, Agile Project Management Software & Team Collaboration

ユーザに価値を届けることができる最小の単位で細かくストーリー(タスク)を登録していき、ストーリー間の優先順位や各ストーリーの進捗状況を直感的に管理することができます。

似たような目的のツールとしてはRedmineなどが挙げられるでしょうか。

工数を相対的なポイントで表現

Pivotal Trackerは、工数を◯時間といった絶対的な数値として見積もることは不可能だ、という考えのもとに成り立ったツールです。

それぞれのストーリーには工数を相対的なポイントとして割り当てることができます(例:1 Point, 2 Point, 3 Point)。

「これ、どれくらいでできますか?」とクライアントやマネージャに尋ねられることはよくあることだと思いますが、考えるのに時間がかかってしまったり、実際工数を算出してもそれが本当に正しいのか不安になったり、色々困っちゃいますよね。

相対的なポイントをつかうことで、さくっと工数を見積もることができますし、本当に大切な開発の作業に開発チームは集中することができるようになります。

Velocityによる開発チームのスピードの可視化

さて、ここからが本題です。

Pivotal Trackerには「Velocity」という概念があります。

Velocityは、この1週間に、現在の開発チームが完了することができるだろう、ポイント数の合計を表すものです。例えばVelocityが10の場合、開発チームは、今週10ポイント分のストーリーを完了できる見込がある、ということになります。

Velocityの値が高ければ高いほど、開発チームはよりたくさんのストーリーをこなすことができます、逆に値が小さければ、少しストーリーしかこなせないチームだということに。

つまりVelocityは、開発チームのスピードを可視化してくれてるんですね。個人的に、このことがPivotal Trackerの最大の魅力なんじゃないかと考えています。

でも、開発チームのスピードが可視化されたことで、一体何がうれしいんでしょうか?

開発メンバーのモチベーションアップ

まず、スピードが可視化されることで、開発メンバーのモチベーションアップにつながります。

Velocityは、(デフォルトの設定では)過去3週間に開発チームが完了させたストーリーのポイントの合計値をもとに、毎週更新されます。

開発チームの目標の一つとして、Velocityをどんどん高めていくという気持ちが芽生えるので、先週よりも今週、今週よりも来週はもっと頑張ろうと、各開発メンバーがモチベーションの高い状態で開発に取り組むことができるようになります。

問題の早期発見

Velocityが下がってきたら、それは開発チームに何か問題が発生しているシグナルです。

開発チームのスピードが遅くなるのには必ず原因があります。開発メンバー個人個人の問題や、開発チームのワークフローなど、様々な原因が考えられますが、Velocityが毎週チェックすることでそういった問題にいち早く気付くことができます。

発見された問題に対して行った対処の効果も、その後のVelocityの推移を見れば一目瞭然ですね。

開発メンバーへの定量的な評価

開発メンバーの仕事ぶりをどうやって評価するのか、その方法にはいつも頭を悩ませられます。

でも大丈夫。Pivotal Trackerは、各開発メンバーがどれだけのストーリーを完了させたのかを、そのポイント数の合計値で確認することができます。

定量的で正当な評価をうけることで、もっともっと評価されようと開発メンバーのモチベーションも高まりますし、ポイント数を稼ぐことがまるでゲームで遊んでいるようで、つらかった仕事にも楽しく取り組めそうですね。

まとめ

この記事では、Pivotal TrackerのVelocityによって開発チームのスピードを可視化できること、そして、それが開発チームやメンバーによってどう嬉しいのかについて簡単にまとめました。

もちろん、開発チームの何よりも大事な目的は「よりよい製品をユーザのみなさんに届ける」ということです。それは絶対に忘れてはいけないことなのですが、その手前にもう少し手の届きやすい身近な目標があったほうが、開発もはかどるんではないでしょうか?

まだ使ったことがない人は、是非一度試しに使ってみてください。また、他にも便利なツールがあれば教えてもらえると嬉しいです。

ではでは。