大学での仕事は企業での仕事と比べて難しい?

どこかの大学のとある先生がこんなことをおっしゃったそうです。
「大学での仕事は企業での仕事と比べて難しい」

この言葉を聴いて、なんだか違和感を感じてしまったので、簡単に思ったことを書いてみます。

なんでも、大学で元気がなかった人が企業に行って急に元気になるのは、企業での仕事が全てレールによって定められた決まりきった仕事だから、とのこと。

その先生は、企業の研究所勤務を経て大学に戻って来られた経歴をお持ちなので、少なくとも二つ以上の世界を見て、このような知見を得られたようです。また、僕自身も教員のみなさまの仕事の大変さについて少しは理解しているつもりなので、なんだが先生の言葉についついつい納得してしまいそうになってしまいます。

でも、ちょっと冷静になって考えると、やっぱり僕はこの言葉に納得することができませんでした。

僕の父は、僕が生まれる前はアパレル関係で、僕が生まれたあとは不動産関係の仕事をしていました。母はクリーニング工場で色々な服のクリーニングをしています。妹は介護士として、日夜老人ホームでお爺さんお婆さんと格闘しています。叔父は画家兼カメラマンです。田舎の親戚は鳥取でおいしい梨を作っています。

僕の周りで一生懸命働いている人たちは、本当に決められたレールの上で仕事をしているのでしょうか?彼らの仕事は本当に大学での仕事と比べて簡単なものなのでしょうか?

僕にはわかりません。どんな仕事であれ、その仕事なりの難しさ、つらさ、楽しさなどがあると思うからです。そして、それらの感覚は働いている当事者にしかわからない非常に主観的なもので、仕事間で比較できるようなものではないと思うからです。

こんな感じで、なんだか少し違和感を感じてしまいました。先生の言葉の中の企業と、僕の想定する企業は抽象度が違うから違和感を感じるのかもしれませんが。

  • htnk

    同じ仕事でも,企業でやる場合は企業にとって価値がある仕事をやればいいけど,
    大学の場合は,みんなが価値があると思うことをやっていかなければならないから,
    やっぱり難しさで考えると大学での仕事の方が難しいのではないか,と思います.
    まあ,つらさ,楽しさとかは主観的なものですから,人によって違うのは当然だと思いますが.