僕の夢その1「ネットワーク技術を使って世の中を良くするための活動を支えるような仕事をする」

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ふと思い立ったので、自分の「夢」をブログに記録していこうと思います。僕にはいくつか夢があるので、複数回にわけて書いてみます。

一つ目の夢は「ネットワーク技術を使って世の中を良くするための活動を支えるような仕事をする」という事です。いろいな団体・組織が世の中を良くするための様々な活動に取り組んでいますが、それらの活動をコンピュータネットワークの側面から支援するような仕事がしたいんです。

長くなってしまいそうですが、僕がこの夢を持つまでの経緯をここに書いてみようと思います。

僕が高校生の頃、待ちに待ったインターネットが僕の家にもやってきました。僕はその頃、主にゲームの攻略情報を探すためにインターネットを使っていたのですが、その最中にたまたまLineageというオンラインゲームを見つけました。

最初は興味本位で始めたLineage。いつしかそれは自分の生活の大部分を占めるようになりました。サッカー部も引退してあまりやることがなくなったので、家に帰ったらすぐにパソコンのスイッチをつけてLineageにログインする毎日。今考えれば不健全な生活ですが、実際には遠く離れた場所に住んでいる人たちとゲーム上で話して、お互いに仲間意識が芽生えて、時には喧嘩をする、そんなことを可能にしているインターネット・ネットワーク技術にものすごく興味が湧いたのを覚えています。ゲーム上の知り合いの中には、ゲームで出会ったことがきっかけで、現実世界で結婚した人までいました。「すごいぞ!インターネット!」素直にそう思いました。

大学はコンピュータサイエンス系の学部に進学しました。大学に入ってからもLineageで遊ぶ生活は続き、物理的な離れた人たちの距離をほぼ0に近づけることができるネットワーク技術にますます興味を持っていきました。そんなこともあって、大学4回生になってからはコンピュータネットワーク分野に主に取り組んでいる研究室に配属を希望し、なんとか配属されることになりました。

大学を卒業し、同じ研究室で大学院に進学しました。けどその頃から、頑張って勉強したネットワーク技術を具体的に何に使えばいいのか、何のために勉強しているのかわからなくなっていました。どう考えるかは人それぞれだと思いますが、僕は、今まで「目的」「目標」だと思っていたことネットワーク技術を学ぶことが、何かを成し遂げるための「手段」だったんだ、と考えるようになりました。頭で考えただけでは問題は解決しませんでした。モチベーションもみるみる下がっていきました。

そんな時出会ったのが「NPOパンゲア」です。パンゲアでは、インターネットやネットワーク技術をはじめとするICT関連の技術を使って、言語や空間の壁を超えて世界中の子どもたちが個人的な繋がりを築くための活動に取り組まれています。僕自身も月に数回行われる活動に参加し、SNSやWebカメラを使ってこども同士がお互いの異なる文化のことを理解していく様子を見て、ものすごく感動しました。それと同時に、それまで悩んでいたことの答えが見えたような気がしました。僕の夢その1「ネットワーク技術を使って世の中を良くするための活動を支えるような仕事をする」が生まれた瞬間でした。

その後、「P2P技術を使って、先進国と途上国の間で生じるインターネットコンテンツのダウンロード速度の差をなくす」事をテーマとした修士論文を書き、修士を卒業しました。そして、今度は実際に行われる社会活動に近い研究がしたいと考え、「異文化コラボレーション」に取り組んでいる研究室に博士課程の学生として進学しました。Imagine Cup 2009 ソフトウェアデザイン部門に日本代表チームの一員として出場し、技術の力で世界を本気で変えようとする世界中の学生たちからものすごい量の刺激を受けました。

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今、僕は、この夢を実現するためにどうしたらいいのかわからなくなっています。今やっていることが「夢に向かって一直線!」であるようにも思えなくなりました。ある先生には「手段と目的のレイヤーが違いすぎる。矛盾している。レイヤーが違いすぎると本当に大人数の力がないと世界を変えることができない。」といわれてしまいました。一人で成し遂げることができるような夢ではないということは自分でも理解していたつもりだったので、同じ目標を持った仲間と一緒に頑張るためにIT平和活用サークルPICTを作りました。

もう少し、夢を具体化・細分化することによって、何か見えてくるかもしれません。今年は去年よりもっと多く、もっと深く、夢の実現に向けて自分が何をすべきか、考えていきたいと思います。