[読書] もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

ダイヤモンド社 2009-12-04
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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を遅ればせながら読みました。

iPhoneアプリがリリースされているのを見つけたので、すぐダウンロード。
一日で一気に読みきりました。

物語は、野球部のマネージャーである主人公がドラッカー「マネジメント」を読みながら、そこに書かれていることを少しずつ野球部のマネジメントに導入して行き、野球部を甲子園に連れて行く、というお話。

「マネジメント」に書かれている内容を机上の空論で終わらせることなく、実際の組織(野球部)に適用するところまでが物語として書かれているため(少々無理な部分もありますが・・)、ドラッカー初心者の僕でもすんなり理解することができました。

文中にはマネジメントからの引用がたくさん登場しますが、その中でも印象に残った、

  • マーケティング
  • 成果
  • 専門家とマネージャの関係

ついて書かれていた部分を紹介したいと思います。

マーケティングについて

これに対し真のマーケティングは顧客からスタートする。すなわち現実、欲求、価値からスタートする。「われわれは何を売りたいか」ではなく、「顧客は何を買いたいか」を問う。「われわれの商品やサービスにできることはこれである」ではなく、「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである」と言う。

自分たちがしたい事やできる事ではなく、顧客が本当に求めていることを軸に商品やサービスのあり方を考えるべき、とのこと。

これは、最初に自分たちの理念や思想と矛盾しないターゲットを顧客として定義できて初めて言えることだと思います。(本書の主人公も最初に野球部の顧客の定義を定義しようとしていました)。

そうしないと、顧客の要求をかたっぱしから反映させたばっかりに、最大公約数的な何の面白みのないサービス・商品が生まれてしまいそうです。

自分で何かサービスを運営するときは、先に理念や思想、顧客をきちんと決めておくようにしよっと。

成果について

成果とは何かを理解しなければならない。成果とは百発百中のことではない。百発百中は曲芸である。成果とは長期のものである。すなわち、まちがいや失敗をしないものを信用してはならないということである。それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である。(中略)人は、優れているほど多くの間違いをおかす。優れているほど新しいことを試みる。

僕は少しの失敗ですぐ凹んでしまうので、この部分を読んでとても勇気をもらいました。

失敗を恐れずに、何事もチャレンジしていく勇気が大切。

「人は自分の本当の限界よりも少し手前に自分の限界をおいてしまいがち」と誰かが言ってましたが、常に限界の120%に目標を設定めて、仮に失敗してもそこから何か学ぼうという姿勢を心がけていきたいです。

保守的にならないように気を付けたいな。

専門家とマネジャーの関係について

専門家が効果的であるためには、マネジャーの助けを必要とする。マネジャーは専門家のボスではない。道具、ガイド、マーケティング・エージェントである。逆に専門家は、マネジャーの上司となりうるし、上司とならなければならない。教師であり教育者でなければならない。

Googleの組織内部はこのような構造になっている、とGoogleのシニアプロダクトマネージャーの方が仰ってました。

プログラマが最下層にいてマネジャーが頂点いるようなピラミッド構造ではなく、 プログラマが中心にいてそれをマネジャーがドーナツ型に囲む構造だそうです。

プログラマにとって、どちらの構造が働きやすく、自分の能力を発揮しやすいと思いますか?
僕は後者だと思いますし、そんな環境で働いてみたいです。

まとめ

ドラッカー関連の本を読むのは今回が初めてですが、入門書として非常にわかりやすく書かれていたと思います。
普段あまり小説を読まないからかもしれませんが、伏線がうまい具合に回収されていて、小説としても結構面白く感じました。

これを期に、ドラッカーの著書を本格的に読み始めてみようかな。

何かおすすめの本があれば教えてもらえると嬉しいです!

それでは!

  • google検索から来ました

    ドラッカー 「プロフェッショナルの条件」を強くお勧めします。あえて、なぜかは書きません。

  • MH

    マネジメント-基本と原則-エッセンシャル版-がおすすめです!
    というか自分が今読んでます。なかなか歯応えがありますが。。

  • オススメありがとうございます!

    是非読んでみたいと思います!