[読書] 「考具 ―考えるための道具、持っていますか?」

考具 ―考えるための道具、持っていますか? 考具 ―考えるための道具、持っていますか?
加藤 昌治

阪急コミュニケーションズ 2003-04-04
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以下の記事で紹介されているのを見て、周りのアイデアマンはどんな道具をどんな風に活用しているのか気になったので、読んでみることにしました。

目次

  • 序章 広告会社でも最初は「ただの人」。今からでも全く遅くない!
  • 第1章 「アイデア」「企画」を考えるとは、何をすることなんだろうか?
  • 第2章 どうしたら”必要な情報”が入ってくるのか? – 情報が頭に入ってくる考具
  • 第3章 展開・展開・展開! – アイデアが広がる考具
  • 第4章 企画=アイデアの四則演算! – アイデアを企画に収束させる考具
  • 第5章 時にはスパイスを効かす! – 行き詰まったときのアドバイス
  • 第6章 あなただけの『考具』を見つけよう!
  • 終章 頭の働き方がシステム化することこそ、本当の考具かもしれない。

感想

気軽に実践できる様々な「考具」を具体的に紹介

本書で言う考具とは、

アイデアを出し、企画を立てるときの頭の動き方をより自然に、よりスムースにすること

を目的とした道具のことです。

本書では、様々な状況や目的に応じた21種類の考具が、広告会社勤務の著者がこれまでの業務で得た経験談や具体的なケーススタディとともに紹介されています。

「カラーバス」などの考え方や「誰かになりきる」という行動、「ポストイット」などの具体的なモノや「フォトリーディング」などの技術、「マンダラート」「マインドマップ」に代表される発想法など、様々な種類の考具が登場します。大半の考具は実践するためのハードルもそれほど高くなく、誰でもトライできるようなものが多いです。

考具の基本的な説明にあわせて、考具の用法を理解しやすくするためのケーススタディ・挿絵が豊富に用意されており、「で、具体的にどんな風に考具を使えばいいんだろう?」という疑問が起こりにくい構成になっていた点が非常にGoodでした!

最初にアイデア・企画についてしっかり定義

本書では、冒頭部分で「アイデアとはなんぞや」「企画とはなんぞや」といったことについての定義をしっかり行っています。

具体的には、

ゼロから生まれるアイデアは存在しない

どれほど素晴らしいアイデアであっても、その発想の素になったアイデアがある。

アイデアをフィージビリティスタディしたもの、それが企画

という定義のもと、「どういう考具が必要になり、どのようにそれらを使うべきか」について話が展開されていきます。

最後まで定義がブレないので、特に混乱することもなく、すんなりアイデア・企画立案に関するノウハウを吸収できちゃいます。

中にはさらなる勉強が必要になる考具も

紹介されている考具の中には、「マンダラート」「マインドマップ」「フォトリーディング」など、本書の内容だけでは全てを理解・把握できないようなものも存在します。

本書でも概要は説明されているのですが、実際にそれらの考具を使いこなそうと思うなら、やはりそれに特化した本を読む必要があると思います。

本書はあくまでもきっかけ。自分のアイデアマンとしての能力を磨き上げたいと思っている人が、さらなる勉強へのあしがかりとして最初に読んでみるのが良いのではないでしょうか。

まとめ

どの考具についても簡潔にまとめられていて、非常にわかりやすいです。文面が少しくだけた感じだったのも影響あるのかな?
僕は図書館で借りて読んだのですが、ちゃんと自分で購入して家に常に置いておきたいと思わされるような本でした。

「終章」にも書かれていましたが、大事なのは実際に行動に移してみることです。この本を読んで得た知識やノウハウを宝の持ち腐れにしてしまわないように、今日から一つずつ考具を実際に活用してみようと思ってます。

実際に考具を使っていく上で、気づいたことや工夫したことなんかをブログに書けるくらいには活用したいですね!

それでは!