良いこともあれば悪いこともある – 読書 – エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢

今後のキャリアについて漠然と悩んでいるときに、知人に勧められたので読んでみました。2016年12月25日読了。

エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢 ~渡米・面接・転職・キャリアアップ・レイオフ対策までの実践ガイド
エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢 ~渡米・面接・転職・キャリアアップ・レイオフ対策までの実践ガイド

目次

  • CHAPTER 01 あなたはアメリカに合っているのか
  • CHAPTER 02 どうやったら渡米できるか
  • CHAPTER 03 アメリカ企業に就職・転職する
  • CHAPTER 04 ホワイトボードコーディング面接を突破する
  • CHAPTER 05 アメリカで働くと何が違うのか
  • CHAPTER 06 転職を通じてキャリアアップする
  • CHAPTER 07 解雇に備える

メリットもあればデメリットもある

学生の頃から、「一度は海外で仕事してみたい!」と、かなり漠然とした憧れを抱いていました。

実際に働いたことがある人と話したり、Web上のキラキラした記事を読んだり、そういったことに影響されていたんだと思います。超ざっくり言うと「本場!最前線!給料高い」みたいな「良いこと」ばかりを想像していましたが、当時は悪いことについては一切考えていませんでした。

本書では、アメリカで働くことで得られるメリットとデメリットについて、筆者個人のリアルな体験談も交えながら、できるだけニュートラルになるような形で紹介されています。特にデメリットについては、今まであまり考えたことがなかったので、個人的には新鮮でした。

読み進めていく中で、特に「仕事/プライベートの両面で自分が外国人(マイノリティ)として生きていけるかどうか」については、ちゃんと考えるべきだと感じました。個人的にはここがすごく辛いのではないかと思います。

マイノリティとして生きていくということ

海外で働くということは、外国人(マイノリティ)として働くということです。仕事だけではなく、オフの時間も外国人。

自分の考え方や習慣、仕事をする上で大事にしていることが、相手にとって理解されないかもしれません。それによって、周りの人から下に見られたり、馬鹿にされることもあるでしょう。そんななかでも拙い(かどうかはその人次第ですが)英語を使って自分の考えを伝えながら、チームやプロジェクトをより良い方向に進める必要があります。大変ですね。

日本人がアメリカで働く場合もそうですが、日本以外の人が日本で働くときも同じ苦労があるような気がします。今まで海外の人と何度か仕事をすることがありましたが、きっと自分の知らないところで上のような苦労をされていたんだなぁ、と今更ながらに気づきました。

自分が仮に海外で働くとしたら、同僚には「◯◯人は◯◯だ」といったステレオタイプで自分のことを捉えてほしくないです。そのために自分の意見や考えを精一杯伝えなきゃなりません。

自分が仮に海外の方と一緒に働くときも同じ。ステレオタイプで相手のことを捉えずに、相手の意見や考えに精一杯耳を傾けた上で、建設的な議論をしようと、本書を読んで改めて思いました。

すいません、脱線しましたね。

ホワイトボードコーディング

本書では、実際に海外の企業で面接を受ける際のHow Toや注意点についても言及されています。特に、自分が印象に残ったのはホワイトボードコーディング面接について。

以前、とある企業のホワイトボードコーディング面接を受けたことがあるのですが、結果「カルチャーフィットの観点からお見送り」となってしまった経験があります。なぜお見送りとなってしまったのか、理由がはっきりわかっていなかったのですが、本書を読んでわかりました。

今思い返せば、ホワイトボードにコードを書き始める前に、面接官にちゃんと要件確認してなかったですね。その時点で要件にそぐわない仕様になる可能性があるわけで。そんな人と仕事したいかといえば、したくないですね。それ以外にもお見送り理由はあったかもしれませんが(クソコードを書いたかも)。

業務やポジションにもよるとは思いますが、ホワイトボードコーディングって、普段の仕事の進め方やコミュニケーションスキルを測る側面が大きいんですね。ソフトウェア開発はチームスポーツだとよく言いますが、いくらリフティングが上手くても、サッカーの試合で勝てなければ意味がない。

面接官は何を重点的に見ているのか、それに対して候補者どのようなアクションをとればいいのか、今まで曖昧に理解していたり、知らなかったりすることが多いことに気が付きました。候補者としても、たまに仕事でする面接官としても、「何を見られているのか/見るべきなのか」が前よりもはっきりし、とても参考になりました。

おわりに

世界の最前線で働くことには、良いこともあれば、悪いこともある。

それらを自分に当てはめた上で、

  • 自分がどうしても譲れない/守りたいものはなにか
  • 将来の後悔の量が最小になる選択肢はなにか

という2つの問に対して答えた結果、「やっぱり世界の最前線で働きたい」という結論になるのであれば、すぐにでも挑戦すべきだということに、本書を読んだことで気づくことができました。

上記の2つの問いについて、自分はまだちゃんと考える事ができていませんが、これを機会に一度考えてみます。その結果「世界の最前線」で働きたいと思ったかどうかについては、また別の機会にこのブログにでも書いてみようと思います。