2023年ももうすぐ終わりなので、この1年間を思い出しながら振り返ってみる。
振り返ってみると、ずっと頭の中が整理できないまま、散らかった状態で走り続けた一年間だった。でも、いろんな人たちの支えがあって、なんとか走り抜けられることができた。来年は今年の経験を活かして大きな挑戦もできそうなので、結果的にはよい一年を過ごすことができたと思う。
WE UP でスタートアップの CTO として一年を過ごした。プロダクトをリリースしたり、ピボットをするためにプロダクトをクローズしたり、受託開発をしたり、新しい事業やプロダクトの方向性の議論をたくさんしたり、プロトタイプやMVPを開発したり、本当にいろんな出来事があった。
会社としてどんな出来事があったのかについては、以下の記事に割とまとまっている。
【DCM Atlas 体験記 vol.3】 WE UP 代表取締役 伊藤 宏志 氏 (第1期 ‘23 採択)|DCM Atlas
また、僕個人としてどういう学びがあったのかは、以下のスライドにまとめた。
今年一年で良かったことは以下のような感じ。
- なにはともあれ、やれることはやりきった。最後まで走りきった。
- 建設的な衝突を恐れることなく、自分の考えや意見を次第にぶつけることができるようになってきた。
- 会社のお金周りの管理や、受託開発案件の獲得など、これまで経験がそこまでなかったことに挑戦し、成果を出すことができた。
今年一年で課題だと感じたこと、きっともっとできると思ったことは以下のような感じ。
- 会社や事業のコミットメントの強さが足りなかった。もっと自分の意見を主張したり、他の人の考えにぶつけることができる。結果として、もっと早いタイミングで、もっと素早い意思決定ができたはずだが、それができなかった。
- 冒頭にも書いたが、頭の中が整理できないまま、ごちゃごちゃした状態でずっと走り続けてしまった。思考の整理のためのアウトプットの量が極端に少なかった。結果として、頭がうまく回らない状態で、複雑で不確実性の高い議論に望んでしまい、自分の考えや意見を効果的に相手に伝えることができなかった。仕事のスピードや品質にも少なからず影響があったと思う。
ぼーっとしている時間はあっという間に過ぎてしまう。自動運転モードになってしまうと、本当に何も考えないまま、時間だけがただ過ぎていく。気合をいれて、根を詰めて仕事に取り組むのも大事なのだけど、頭の中を整理しないまま、余白がないままで前に進もうとしても、なかなかいい仕事はできない。
自分の中で、自動運転ではなくメリハリとリズムを作りながら、頭の中をを整理しながら、前に進んでいくためには、アウトプットの量と頻度がとても重要なこと。コードを書くこともそうだし、ブログやポッドキャストなど、アウトプットの量がしっかり確保できていたときは、頭もスッキリするし、余白もあり、生産性の高い時間をたくさん過ごすことができていたと思う。来年は、アウトプットの量を全盛期のころに戻すことを目標にする。
あとは総じて、自分のコミットメントやオーナーシップの強さに対して課題を感じていた。ちょっとの違いで、1日、1週間、1ヶ月と、物事が前に進むスピードを加速させる事ができる。オーナシップ持ててると自分で感じていても、振り返ると常にオーナシップが足りなかったという感覚になる。オーナーシップって何なのだろう。きっと上限はなく、発揮しようと思ったら無限に発揮できるようなものなんだろうな。
10年前もオーナーシップが足りないという振り返りをした。そして今年もした。成長していないわけではないと信じている。でも、足りないのは事実だと思う。これからも常に更に上を更に上を目指してやっていきたい。
今年は大変お世話になりました。来年もよろしくおねがいします。