自分の人生や、特にこの1、2年間を振り返ると、自分には「やり抜く力」が足りないと感じることが多い。今年こそは「やり抜く力」を伸ばしたいと思い、兼ねてから積読していた本書を読んでみることにした。
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
目次
- [PART1]「やり抜く力(グリット)」とは何か? なぜそれが重要なのか?
- 第1章:「やり抜く力」の秘密
- 第2章:「才能」では成功できない
- 第3章:努力と才能の「達成の方程式」
- 第4章:あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?
- 第5章:「やり抜く力」は伸ばせる
- [PART2]「やり抜く力」を内側から伸ばす
- 第6章:「興味」を結びつける
- 第7章:成功する「練習」の法則
- 第8章:「目的」を見出す
- 第9章:この「希望」が背中を押す
- [PART3]「やり抜く力」を外側から伸ばす
- 第10章:「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法
- 第11章:「課外活動」を絶対にすべし
- 第12章:まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう
- 第13章:最後に
感想
読んでいる間ずっと、自分がこれまで始めたことを最後までやり抜かず、中途半端な状態で投げ出してしまった、過去のいろんな出来事を思い出す本だった。思い出して気持ちが落ち込むというよりかは、自分もきっと「やり抜ける」はずだという気持ちが湧いてくる、勇気がもらえる本。
本書では「やり抜く力」を強くする4つのステップとして「興味」「練習」「目的」「希望」というものが紹介されている。自分は「練習」をすることはできているけど、他の「興味」「目的」「希望」については少し欠けていたかもしれないと気付かされた。例えば、以下のような感じ。
- 自分の限界を少しでも超えるような目標を立てて、それを達成するための練習と内省ができていなかったり
- それによって、どうなりたいかというイメージを持っていなかったり
- 自分の興味や意思に紐づいて「これがやりたい」というよりかは、これが必要だから/求められているから「これをやらなきゃ」という気持ちが主なモチベーションになっていたり
自分は、定期的に内省をして次の行動を改善する習慣が、どちらかというとある方だと思っていたけど、その内省の習慣にまだまだ改善の余地があるということに気づけた。日々の内省の習慣に気づきを反映して、改善していこうと思う。本当にやり抜いたか?やり抜いた?じゃあその目標設定は適切だった?といった問いを常に意識できるように。
自分にとって今年は、新しく興味を持ったものに対してたくさんの挑戦をする年になる。今向き合っていることに対しても、これから向き合うことに対しても、それぞれ目的意識を強く持ちながら、日々内省しつつ、しっかりとした成果を残していくぞ。