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コテンラジオのACCグランプリ受賞に勇気づけられた話と感想

Posted on:2022年11月20日

めでたいニュースを自分自身に結びつけて考えると勇気づけられた話と、そこから得た気付きについて。

昨年末あたりから、僕は「歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)」を熱心に聞き始め、たくさん学ばせてもらっています。そのコテンラジオが、日本最大級のクリエイティブアワード「2022 62nd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」において、ブランデッド・コミュニケーション部門 B カテゴリーの総務大臣賞/ACC グランプリを受賞したとのニュースが流れてきた。

「歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)」が ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS にて、総務大臣賞/ACC グランプリを受賞 | News | 株式会社 COTEN

2022 62nd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS の入賞作品発表ページです。

僕は広告業界に詳しくなく、今回の受賞の凄さや意味について全くピンと来ていなかった感じ。ですが、つい先日公開されたコテンラジオの番外編を聞いて、その凄さや意味について理解することができた。そしてたくさん勇気づけられた。

【番外編 #78】≪ 祝 ACC グランプリ受賞!≫ 燃える広告音楽プロデューサー 樋口太陽に聞くコテンラジオと広告アワード

詳細はぜひ番外編のエピソードを聞いてほしい。自分がエピソードを聞いた上での理解をまとめると以下のような感じになる。

ここから先は僕自身の感想を書く。

番外編を聞いたあとで、同じくスタートアップ企業に関わっている僕としては、ものすごく勇気づけられた。

まだ世の中に出せるプロダクトがないスタートアップ企業でも、明確なミッションをもって、その信念に従った良質なコンテンツを世の中に発信し続けることで、それを受信した人たちの考え方の変化や行動を促すことができる。それによって世の中を理想とする状態に少しでも近づけることができる。

もちろん、どんな企業にも簡単に真似できることではない。ただ、それを成し遂げようとしているスタートアップ企業が実際に存在することが、ミッションの実現にむけて日々取り組んでいる他のスタートアップ企業に対して勇気を与えてくれる事実になるはず。

ミッションの実現に少しでも近づくために、まだ自分たちにやれることはあるのでは?プロダクトを世の中にリリースして、サービスを提供すること以外にも、なにか別の手段はあるんじゃないか?人も時間も知識も、何もかもが足りない状況だとしても、直感に従ってなにか行動を起こすべきなのでは?

こういった問いを自分自身に投げかけるいい機会になった。

また、最初はただ楽しそう・面白そうだから始めたことで、実際にやってみて楽しいからこそ続けられた、広告としての費用対効果で考えてしまうとやってられないしすぐ打ち切りになってると思う、のようなことがエピソードの中で話されていて、とても印象に残った。

会社のミッションに紐づいていて、かつ「楽しい・面白い」と心から思える取り組みに関しては、費用対効果を無視してでも、できるだけ行動を起こしていきたいと強く思う。

費用対効果をもとに物事の優先順位を考えて、適切に計画を立てて行動することを否定したいわけではない。ただ、きっとこういうことになるとはコテンラジオのメンバーも最初は全く想像していなかったはず。自分が大事にしたいのは「測定できたり、見えてるもの以外が要因で、物事は成功したり失敗したりもするんだよ」という考え方。この考え方については以下のブログ記事でも以前書いたことがある。

[読書] OKR(オーケーアール)

言葉で言うのは簡単だけど、実行するのは難しいこと。個人の頑張りだけでできるかというとそうではない。そういった行動が許されて、自由に取り組めるような、文化的・経済的に余裕がある環境を作りたい。「楽しい・面白い」と直感的に感じる物事に、安心・集中して取り組めるような、そういう環境。

コテンラジオの本編で印象に残っているガンディーの言葉がある。

歴史を学んでわかるのは、今まで歴史で起こったことのないことが、未来永劫起こらないとは限らないことです。

僕にとってはこの考え方がすごく大事。これから何がおきるかはわからない、すべてを予測することはできないことを理解して、勇気をもって自分自身の「楽しい・面白い」という直感にしたがって、行動を重ねていこう。