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仕事の分担で忘れがちな観点 — 一番詳しい人が力を発揮できる状態を作る

仕事の分担で忘れがちな観点 — 一番詳しい人が力を発揮できる状態を作る

仕事の割り振りで抜け落ちがちな観点

チームで仕事を進めるとき、誰に何を任せるかを考える場面がある。そのとき、つい「誰の手が空いているか」「負荷が偏っていないか」から考えてしまう。負荷分散は大事だし、特定の人に仕事が集中しすぎるのは避けたい。

ただ、負荷分散を優先するあまり、もう一つの大事な観点が抜け落ちることがある(特に自分の場合)。それは「その仕事に一番詳しいのは誰か」ということ。

自分にも覚えがある。ある仕事について、自分が一番知見を持っていたのに、負荷分散を意識しすぎて(自分がタスクをブラックホールのように抱え込んでしまう性質もあって)自分がやるという選択肢を外してしまったことがあった。

アサインの観点は一つではない

仕事のアサインを考えるときの観点はいくつかある。負荷が偏らないように分散すること。あえて経験の少ない人に任せて成長を促すこと。そして、一番知見を持っている人に任せてスピードと質を最大化すること。

どれも大事で、場面によって優先すべき観点は変わる。ただ、スピードや質が求められる場面では、「誰が一番それを知っているか」を起点に考えた方がうまくいくことが多い。

知見や経験は、発揮されて初めて意味がある

その人がこれまで頑張って身につけてきた知識や経験は、発揮される場がなければあまり意味がない。

一番詳しい人がそのタスクに取り組める状態を作る。その人の知見や経験を、チームが「プレイブック」(こうすればうまくいくという手引き)として参照し、活用できるようにする。そうすると、本来必要だったチームが「学習」する過程を大きくすっ飛ばすことができる。結果として、チームとしてのアウトプットのスピードもクオリティも上がる。

その人自身がタスクを担当するのが一番だけど、それが難しい場合でも、やり方はある。最初にインプットをもらったり、伴走してもらったり。知見を活かす方法は、本人が全部やること以外にもある。

分担するとき、まず「誰が詳しいか」を考える

こういうことを自分は忘れがちなので、仕事の分担を考えるとき、最初に考慮すべきは「この仕事に一番詳しいのは誰か」ということなのだと思う。分担やバランスの調整は、その後でいい。

僕自身、つい仕事を抱え込みがちな性質があるので、逆に手放そうとしすぎて、自分の知見を発揮する機会を逃してしまうことも多い。

一番詳しい人が力を発揮できる状態を作る。引き出しとしてしっかり使えるようにしておく。